【big maple 19】バンクーバーからイエローナイフへ ノーザンライツ邂逅編
今日一日の出来事をタイムスケジュールに沿って
起床から空港まで
けだるい朝。
調子にのってアルコ&ピースのANNをYouTubeで聴いていたら寝れなくなってしまった。
9時前だ。予定ではもう少し早起きすることになっていた。1時間前からアラームを10個もかけていたのに。
アルピーめ。
お気に入りのQUAKERのシリアルにドライフルーツを混ぜて牛乳を入れて茶漬けのごとくサラサラと掻きこみ、仕上げにバナナも平らげる。
そこで日通カナダに集荷依頼の電話をしなければならないことをiPhoneのリマインダーが告げる。イエローナイフトリップが終わったらトロントにまた帰ることにしている。
無事予定日に約束を取り付けた。電話対応してくれたありがたい店員もずっとけだるそうな声だったが。
まあいい。
そこから昨夜適当にパッキングした荷物を背負い、バスに乗っていざYVRへ。
バンクーバー国際空港は国際識別コードであるYVRと一般人からも呼ばれることがある。
スカイトレインでもYVR行きと表示されているので割とみんなこのややこしい3文字のアルファベットを覚えているようだ。
バスのタイムスケジュールを覚える方が先なんじゃねえか?
今回は事前にパソコンからチェックインを済ませておいた。
リターンのメールに貼られているハイパーリンクをiPhoneでタップ。
するとiPhoneの最新機能パスブックにEチケットがダウンロードされる。
なにこのクソイカしたセンス。
ロック画面でずっと表示してくれるので
「あれ?何便だっけ?」
「あれ?席何番だっけ?」
という飛行機搭乗あるあるに際してもいちいち長くてペラいチケットを懐から出す必要がない。
資源の節約にもなるし試さない理由がない。
オススメです。
さて大分余談が多い(ディテールが細かいというプラスの捉え方)が、
カナダ国内からイエローナイフへはカルガリー空港を経由するパターンが多い。
バンクーバーから直通も出ているが値段の関係上カルガリー経由になった。
バンクーバーからカルガリー、カルガリーからイエローナイフへは所要時間6時間前後。
ただし、飛行機に乗っている時間は実際3時間にも満たない。
トランジットの待ち合わせ時間が今回は1時間ちょっと。
あとはカルガリーで時差がマイナス1時間。
今回もお世話になったJ-station(JTB)でもらえるツアープラン表(itinerary)はそれぞれ現地時間で表示されるので混乱した。
時計上では合計6時間かかるが実際にはそんなにかかってませんよ。
カルガリー空港からイエローナイフ空港まで
カルガリーからは定員50人ほどの小型機に乗り換え。
顔全部出てないしセーフでしょ。
許してください。
ちなみに今回は全部エアカナダです。
他にもウェストジェットなどがイエローナイフ行きの便を出しているとのこと。
いまさらですがイエローナイフはこのあたり。
イエローナイフ(英語:Yellowknife、発音:[ˈjɛloʊnaɪf])は、カナダのノースウエスト準州の州都である。北極圏からはおよそ400km南に位置し、グレートスレーブ湖畔の北にある。人口はおよそ19,000人。民族構成は多様である。ノーススレーブ地域の行政区役所が置かれている。オーロラベルトのほぼ真下に位置しているため、年間を通してオーロラの出現率が高いことで知られる。
イエローナイフ空港到着から晩ご飯
なんもねえなカルガリーから北。
可愛い。
ちなみに今週の気温。
・・・。
これについてはまた後述。
無事イエローナイフに到着してオーロラビレッジのスタッフにピックアップしてもらい宿まで向かう。
イエローナイフに宿はホテルが数えるくらいあるだけ。
それなりに立派なホテル。
一人だと高いっす。
来るなら2人、3人部屋が一番安いです。友達と来ましょう。
300ドルくらい違います。
ほら寒い!!!
馬鹿かよ。
マヒャド。
ゾーマの凍てつく波動。
せっかくフバーハかけたのに消えちゃうだろ!
お前のかがやく息は体力の削り方がエグイんだよ流石魔王の中の魔王。
私のプランには食事が一切付いてないのでどこでご飯を調達したかですが。
ピックアップのときに渡されたウェルカムパッケージの中に丁寧に地図やらオーロラやらレストランについて書かれたリーフレットがあるので、イエローナイフに来たときには私のように熟読することになるでしょう。
ダウンタウンも小さなもので、フランクリン通りという大通りにしか信号もないし特筆すべきものは何も無い。
端から端まで歩いても15分くらいじゃないか。
オラこんな村いやだ。
地図を部屋に置き去りにしてプラプラすること10分。
最高だったしオススメです。
明日も行く予定。
black knight pub
scottish stew食べました。
スコットランド風のビーフシチュー。
人参やじゃがいもがゴロゴロしていて、どれもほくほくでトロトロ。
こいつをガーリックバターが塗られたバケットに乗せて食べてギネスで流しこむ機械と化した10分間。
サーバーの赤毛の綺麗なお姉さんにどう?って聞かれた私は
It's really good
しか言えなかったけどこれは別に英語力関係ないよ。
どうせ美味しい物は美味しいとしか言えない。
あとは実際に食べてみて好みにあうかどうかだし。
私は明日も行きますけどね!!!
そしてお姉さんとのコミュニケーションの齟齬(英語力不足)からもう一杯置かれるギネス。
たっぷりのギネス。
寒さの所為でほろ酔い気分は一瞬で吹き飛んだけど。
マジでマヒャド。
オーロラビレッジへ
ツアーパッケージに入っている対極北極寒用完全装備を身につける。
青のカナダグース(最上位モデル)はツアーでやってきたオノボリサン(北的な意味で)
の証だ。
しかし結論から言うと手足と顔の出ている部分はそれでも寒かった。
対策が必要だ。
ツアーガイドによる懇切丁寧この上ない説明は耳を素通りし、
悪路の影響で絶え間なく揺れるバスと足元から這い上がって来る冷気に震え、
未だ見ぬ光のカーテンへ思いを馳せていると。
ついに。
ここがオーロラ観測の拠点、オーロラビレッジ。
班ごとにわかれ、テント(teepee,ティーピー)へ。
こいつの中には薪ストーブと温かい飲み物(ポットに入ったお湯でティーバッグやらコーヒーやらを入れるスタイル)があって真冬にオーロラ観測しに来た向こう見ずなバカヤロウ達をいつでも暖かく迎えてくれる。
母親のような存在。
すごくマザー感のあるテント。
ここらへんでいい加減書いておくと、
オーロラ見れました!!!!!
見れたよ光のカーテン!!!!!
話によると昨日の方がよかったとかぶつくさ言ってる人たちがいたけどこまけえこたぁいいんだよ!
頭上で、
あきらかに雲ではない緑色のカーテンが、
揺れている。
この3点が大事。
これが感動でなくてなんなのだろうか(反語)。
素晴らしい。
神は発想が凄い。
目の付けどころがシャープ。
テレビにビデオ付けたらビデオデッキ買わなくてよくね?テレビデオって名前にしたらよくね?ってくらいシャープだ。
いやシャープが開発したのかはわからないけども。
ああー。
素晴らしい経験だった。
写真は機材持ってないしプロが撮ってくれたのを買うことにして
(本日のオーロラってプロが撮った写真が毎日買えます、厳密には昨日の分のが次の日売りだされる)
明日以降、今日以上のオーロラが見れることを願う。
レベル5とは言わないからレベル4を所望します、神よ。
科学が今より発達していなかった時代。
人々が積み上げてきた情報の共有がされていなかったころ。
頭の上にカーテンが揺れていたら絶対自分たちよりも格上の存在を意識するだろう。
そうじゃなきゃ自分の中でこの超常的スペクタクルをどうやって処理すればいいのか。
できないよ。
寒波のせいで今日はマイナス39度まで体験することに。
指写ってますけどかじかんじゃって必死だったんで許してにゃん。
ももちは最近なにしてるのかな。
明日はインナーグローブと靴下を二重着用、ヒートテック(タイツしか履いてなかったので上も)
「オーロラ戦士」のお姉さん、おそらくタメか年下だと思うけどさらっと
「体感温度はここからさらにマイナス10度くらいですね」。
もうそこいらで許してにゃん。