今年良く聞いていたアルバム CTS - The Best Of CTS
今年はあまり音楽を聴く環境が整っていなくて
しかしそれでも強烈に印象的だった
何度も何度もリピートして聴いていた
発売は2014年ということで完全に乗り遅れた形だが
それだっていいのだ
こうして名盤と出会えたことを嬉しく思う
CTSの特徴は何と言っても
「メロコア」で「JPOP」
であることだ
EDMサウンドが気を惹くがそれは付加価値であり
本質はcircleのエモい声から放たれる突き刺さる歌詞
このボーカルの文脈は我々が経験していて、また絶えず欲しているエモさであり
それは私にとって「メロコア」の追体験だった
と同時に斬新だったのはEDMサウンドが日本っぽいダサさがなかったこと
欧米での流行から数年経ってからJPOPシーンにも輸入されたEDM
アイドルブーム後半(?)に新たなサウンドを視聴者に提供するために
主に後発組の新人アイドルの楽曲に好んで使われた感覚がある
それらの中にはかっこいいと思えるものもいくつかはあった
三代目のR.Y.U.S.E.I.なんかはあの音を普及させたのは日本市場においては革命的だったと思う
あとは厳密にはアイドルではないが西野カナあたりにもよいものはあった
でも大概はチープな音でなんとなくこんなものですよね程度
EDMは本当はもっとキラキラでドスが効いていてグッと感情を動かすパワーのある
凄まじい熱量を持った音楽なのだ
その熱量が感じられないものばかり
ZEDDを聴いて出直してこいと言いたかった
もちろん誰もがあれだけの曲を作れるわけではないのだろうが
これなんかも非常に日本語の使い方、サビまでの持って行き方(早い!歌い始め45秒)が上手い
打ち込み系のダンスミュージックに親しみを覚えない層も取っ付き易く、早い話が踊れるところがよい
「踊る」のはダンスミュージックの文脈ではなく「ロック(系バンド)のライブ」の文脈でも大丈夫なところが新しくてアツい
というわけで聴きやすいJPOPが大好きな私はこのアルバムを繰り返し聴いていました
という話でした