再生開始1秒でCLASSIC 崇勲 - FLASH
音楽のことを久しぶりに考えました
心の琴線に触れる曲って耳に入る曲の内1割も無いですよね
人によってはもっと少ないでしょう
そのうち一生聞き続ける歌や音楽ってどれくらいなんでしょうね
少なくとも今日出会ったこの曲はこれからしばらくヘビロテするだろうとイントロがかかった瞬間に直感しました
アコギのメロウなトラックってすごく好きです
nujabesのcounting starsはおそらく最も聞いている音楽のなかの一曲です
これも素敵なアコギの音が印象的です
叙情的でどこかにノスタルジーがあるサウンド
崇勲はこれだけいかつい見た目でいかついリリックを歌い上げているのにバッチリハマっている名トラック
DJ RIND
覚えおかなくては
このメロウ×G−RAPだと 鬼 ですよね
オニです
鬼−小名浜
そうか、俺は日本の影を強面が歌っているのが好きで
アコギやピアノのチルいトラックが好きなんだなと痛感します
「影」や「闇」を歌うことの出来ることの可能性
ロックもパンクも反社会から生まれた音楽という点については同じ
でも俺が鬼や漢、崇勲の曲が好きなのにははっきりした理由があると思ったのです
(どうでもいいけど名前がみんないかついな笑)
それは2つ
「ネガティブ性」と「自分語り」です
これなんか精神病とかタイトルにつけてるし笑
他人の人生を聴くのって面白いですよね
それが「挫折」を経験していれるひとならば尚更
成功者の法則に一体なんの面白みがあるのか
自己啓発なんてクソ喰らえばいい
ただ、ロックやパンクって基本的にはBPMが早いし歌詞の情報量はとても少ないので自分語りには不向き
ヒップホップにはラップという歌唱法があるのでどこまででも世界観を深めていくことができる
ヒップホップの魅力って実はとても繊細で文学的で絵画的だなと、このあたりのアーティストに触れていると強く感じるのです
これ、中身は自分語りではなくファンタジーなんですが
志人(シビット)の早口と韻の踏み方、世界観の作り方があまりに天才的でぶっ飛ばされた曲です
生活感溢れるリリックで人気を得ているzorn
洗濯物干すのもヒップホップ
はヘッズの間ではあまりにも有名なパンチライン
60Wの栄光さ
全然金なくても成功者
日常に諦めにも似た感情を覚えつつも
家族と過ごす名前もない日々に幸せと充実を感じる家族思いのアーティスト zorn
なんてジジ臭いんだろう
でもここには現代を生きる若者としての日本のあるがままの姿が投影されています
年収300万以下が普通
400万?相当もらってる方でしょ
年収200万以下でどうやって幸せに暮らしていくのか
「年収を上げる」ことで生活の質を上げるのではなく
「日常に幸せを見出す」ことで生活の質を上げざるを得ない
我々の毎日
もしくは過去に大きなキズをもち(スティグマ)
それを告白していくことで社会に居場所を勝ち取ろうとするラッパーに共感するのは価値観が揺れ動くなかを生きている我々にとって
とても自然なことのように感じられるのです
One scene,picture 照らすFLASH
影があってこそ光る歌
One scene,picture照らすFLASH
影があってこそ光る歌
もっといろんな人がこの崇勲 − FLASH という曲を聴いてくれますように