【ネットプリントジャパン】インスタグラムに載せている写真を1枚10円で印刷してアルバムをつくりました
印刷いいですよ。
ほぼ毎日彼女に夕飯を作ってもらっています。休みの日には朝とお昼も。
毎回写真に撮ってインスタグラムにアップする、「フードポルノ」が好きな人間なのですが
去年1年間で撮ってきた食べ物の写真やら2人の写真やらをネットプリントジャパンでオンデマンド印刷しました。
【ネットプリントジャパン】写真プリント、フォトブック、年賀状作成のネットプリント専門店
参考にしたのはブロガー界隈で知らぬ者はいないであろう「クレジットカードの読み物」を運営しているcardmicsさんの別ブログ。
一番安いプランだと1枚5円で印刷できます。
最早安すぎて手間代考えたら赤字なんじゃないかと…笑
手順は以下のような感じです。
私はiPhone6のカメラロールにある写真を印刷しました。
手順
①新規アルバム作成
印刷予定の写真をここに保存。
少数の場合は明るさを補正しておくのもよいかもしれません。
②公式アプリのダウンロード
③アプリ内、写真の形・料金の選択
最安値は1枚5円ですが、写真の形や大きさを変更すると料金が上がります。
最高級紙への印刷には人の手による補正が1枚1枚入ります。
それでも1枚20円ほど。
店頭より圧倒的に安いのである程度数があるなら絶対にこちらの方がお得。
④アップする写真を選択
先ほど作成したアルバムを選択、アルバム内の全てを選択
で簡単にいけます。
ちなみに私はインスタグラム風の真四角写真をオーダーしようとしていたのですが、届いたのは普通の長方形。
どうも設定画面でミスっていたようです。
⑤補正・加工
⑥アップロード
Wi-Fi環境でやりましょう。
⑦作業完了
⑧郵送されて届く
私のプランでは100枚印刷すれば送料無料だったので
10×100=1000円(税別)
1,000円で100枚…
素晴らしい。
料理写真100枚現像して手料理のアルバム作ろうとしましたが、やはり自動補正は暗い!次回は人の手でやってもらうオプションにしますでも一枚10円しないのでオススメですネットプリントジャパン
↑食品用トレーみたいななのに入って届きます。簡易包装!
実際に手元に届いたのは全体的に暗い写真ばかり。笑
テーブルフォトは難しいのです。
明るさが違うだけで仕上がりが全然別物になりますね。
あとは微妙にピンぼけした写真とか。
次は人の手で補正してもらおうと思ってます。
それでも写りがいいのは綺麗にできてるし大満足。
実際に印刷すると思い出が形になった感じがしてとても嬉しいですよ。
あ、それから写真のサイズとフォトアルバムのサイズには気をつけてくださいね!
↑こんな感じのアルバムを100円ショップで買ってきました
家に元々あったフォトスタンドにも入れることを計画していたのですがサイズが一回り大きくて結局それはカメラのキタムラで印刷してきてもらいました。
雑貨屋なんかで売っているサイズのフォトフレームはL版よりも一回り大きいです!
↑こんなの
L版ぽいし大丈夫だと思ったらサイズが一回り小さかった。
大事な写真は是非紙に印刷することをお勧めします!
以前RX100を持っていたのですが水濡れで壊してしまい・・・
そのうちまた書い直したいなあ。
劇場版SAO オーディナル・スケールを観たので制作側に一言いいたい
アニメ版SAOは3周。
原作は本編を大体読んでます。
去年なので最新の1-2巻はまだ読んでないです。
ネタバレです。
良かった点と良くなかった点と悪かった点を思い出せる範囲で書きます。
良かった点
SAOには説得力がある、と感じています。
SFとしての「本当に起こりそう感」を与えるだけの世界観を構築する説明力があります。
また、今後VR/ARの世界で起こるであろう問題とその中にも希望があることをきっちり書き上げてくれています。
今回の劇場版もそうでしたが、ちゃんと問題の解決策も与えてくれるのです。
なあなあにしてその場しのぎで解決して
「今後どうなるんだろう、でも俺たちが生きている限り希望はあるさ」的な帰結ではなく。
アインクラッドで4000人死んだけど仮想世界と現実世界の混同が問題なのではなく、だってアインクラッドだって現実なんだからそりゃ殺した人が悪いよ。
ちゃんと機械改良して(出力下げて脳を破壊できないように)運用すれば大丈夫。
茅場はとんでもないことをしたけど、医療用フルダイブ装置の原案を作ったのも茅場。マザーズロザリオ編では茅場によってスリーピングナイツのメンバーやアスナが救われたのです。
今作オーディナルスケールでは今後起こりそうな拡張現実の機器の発達が描かれています。
フルダイブは危険だがあくまで現実世界に根ざした「拡張」なら安全、という茅場へのアンチテーゼから物語がスタート。
皮肉にもまたキリトたちがその危険性を体を張って立証してしまうのですが。
しかしARにせよVRにせよ、新しい世界が生まれれば他の世界では活躍できなかった人間にもチャンスが生まれます。
アインクラッドで活躍できなかったエイジも拡張現実の世界では大活躍出来たのです。
それってとても救いのある話です。実際には悪意のある人間に作成されたせいで、記憶を奪われる結果となったアスナ達ですが。
あとは前半いまいち盛り上がりにかける展開だったのを後半20分で盛り返したこと。
あれは燃えた。
仲間達が加勢に来るシーンは何回見たっていいものです。
「それだよ!それ!」って。
100層のボスを倒すときにアスナがマザーズロザリオを発動するシーン。
ユウキの影に泣きそうになった。
二刀流スキルでボコボコにするところなんかはスマブラ感があってアツかった。
今までやってきたことや仲間の想いを無駄にしないんだよね。
そこが凄く良い。
良くなかった点
後半20分の盛り上がりは本当によかった。
でも前半から中盤にかけて、全く盛り上がりがないし説明的。もっと練ろうと思えば練れたはず。
もう一捻り欲しい。
アリシゼーション編を書ける作者の作品なんだからもっと面白い映画が作れたはず。
想像力が創る世界のワクワク感がARの世界観の表現には不足していた。
悪かった点
これはもう圧倒的に作品内広告がダメだった。
ソニーのヘッドホンの違和感。
ダメでしょあれは。
キリトとアスナが肩を寄せ合って眠るシーン。
ヘッドホン付けて肩を寄せ合ったらガチャガチャするでしょう。違和感しかない。
こんなのつけてひっつけるかって話よ。
お金のために必死なのは悪いことではないと思う。
作品内に登場させた商品が売れるのは悪い話ではないし、聖地巡礼だって同じ括りの話。
作品を追想・追体験するために作品内に出てきたものを手にしたり、グッズを買ったり、舞台に実際に行ってみることは素晴らしい。
オタクの鑑だと思うしそこまで好きになれる作品があるのが素晴らしいこと。
でも初めからそれを狙ってやたらヘッドホンさせるのはダサいし、本編でそのような設定がない以上作品に没入することを妨げる要因になる。
一言で言えば白けるのだ。
あの指輪もあからさまだしな〜…。
作品内広告は新しい可能性があるだろう。
でもけいおんの澪がしていたヘッドホンは違和感がなかったし似合っていた。
そもそも軽音部の人間がかっこいいヘッドホンをしているのは普通だし、そこに作品の世界観やキャラクターに深みが出ることもある。
あ〜このヘッドホンは絶対に人気が出るな、と察したが作品とキャラの雰囲気に合っていたから良かったのだ。
エヴァにしてもそう。
ミサトさんのエビス好きや獺祭好きは全く違和感がない。元から酒が好きな設定だしエビスビールが好きな設定だから。
UCCコーヒーにしても作品の空気を壊すような露出はされていなかったから、作品外でコラボをしても成立している。
もう少し「粋」なやり方はなかったのかな。
作品内広告というか、コラボというか。
なか卯だっていきなり牛丼の話出てきて微妙だったでしょ…
お金の匂いをさせないことが大事だと思う。
今後アリシゼーションがアニメ化されるようです。
劇場版のラストでそれについて触れられていました。
地上波3期だと思いますが、仮に劇場版だったとしたら今回のようなことはしないで欲しいのです。
ファンだから。
製作の方々には心からのお願いです。
デートプランとしての分譲マンション モデルルーム見学のすゝめ
皆さんはモデルルーム見学をしたことがあるだろうか。
いま賃貸に住んでいる方は恐らくないだろう。
私も賃貸住まいだ。
元々モデルルームなんて全く興味がなかった。
だがこの間、とあることがきっかけで分譲マンションを見学してきた。
興味なんてまったくなかった、が。
とても勉強になったし、買う気がなくとも早い段階で行っておいてよかった!
と感じたので共有したい。
そんな記事です。
前提
まず私は彼女と同棲していて、未婚。
結婚時期などはまだ未定。
結婚=マイホームとも考えていないし、分譲マンションを買う気もなかったし、それはマンション見学後も変わっていない。
それなのに何故モデルルーム見学に行ってよかったと感じたのか。
互いに人が多いところが嫌いなので都心には住みたくないという気持ち。
そもそも低賃金なので都心に住んだら例え狭小アパートでも収入が全て吹っ飛ぶ。
イケハヤ信者なのでこのご時世35年ローンはあり得ないなと感じている。
そもそも同じ企業を勤め上げる気がなければ35年ローンは精神的にも厳しいと感じている。
きっかけ
自分の家のポストにマンションのチラシが入っていた。今住んでいるエリアは建築ラッシュで、大小様々な戸建や集合住宅がニョキニョキと建っていく。
その中の一棟、少し高めのマンションのチラシに
「午前中見学で5,000円分の商品券プレゼント!」の文字。
2時間そこいらで5,000円がもらえるなら!とすぐさま予約した。
きっかけはお金であった。
購入することはおろか、ローンを組めるような年収・職歴では全くないが、電話で正直にそれを伝えた。
でも結果からいうと全然大丈夫だった。
「あのー最近ここらへんにいっぱいマンションが建ってて興味はあるんですが、いつ買うとかそういうのは全然決めてないんですー」
「そうですか。お客様に今ご紹介できるお部屋は4000万円台のものでございます。当日はそちらをご紹介させていただきます」
(よ、よんせんまん…)
「同棲をされているということですが、今回はご結婚を予定されていて購入を検討されている。ということでしょうか?」
「あーそうですねー。結婚することは決めていますし、そうしたら3LDKくらいは欲しいなという感じですが、時期などは全く決めていないんですよ」
「そうですかー。」
ちなみに当然だが、予約の際に
住所年齢職業年収など一通り記入せねばならないし、電話でも当日の見学でローン設計の際にも聞かれる。
向こうはそれが商売だ。
私の場合は相手の営業の方が非常に丁寧でわかりやすい語り口で説明をしてくださっただけでなく、
(こいつら絶対買う気ねえな)と思っていたであろうに私たちの今後のことを考えてくださった。
この場を借りて感謝をお伝えしたい。
三◯◯◯◯レ◯◯◯◯◯ルの方、本当にありがとうございました。
モデルルーム見学とはなにか
分譲マンションの場合、恐らく2パターンだ。
・もう建ててあるマンションの一室がモデルルームになっている。
・展示場を作ってその中にタイプ別の部屋を用意している。
今回は後者だった。
やや緊張しながら受付をする。
まずアンケートを記入させられる。
また職業やら年収やら、どんなきっかけでこの展示場を訪れたのか、どんな間取りがいいかなどなどを書く。
A4サイズ2枚くらいに文字がびっしりと書いてある・・・。
適当に書けるところだけ書いて提出。
というか本気で書こうと思ったら時間がメチャクチャ必要だと思う。
しばらくすると営業の方がやってくる。
挨拶もそこそこに、マンション周辺の話や行政の取り組み、どんな施設があり今後の都市計画の話などをする。
地元の話で盛り上がるのは定番だ。
一番驚いたのは、展示場の設備の充実っぷり。
外から見るとさほど大きく見えない展示場なのに、内部にはプロモーションビデオを見るためのシアタールームや周辺の地図模型やポイントが部屋中に書いてある部屋。
タイプ別の複数のモデルルームに建物の設備を説明するための模型が置いてある空間などなど。
目的別の部屋が多数用意されていたことだ。
大きい地図を俯瞰して観れるのは非常にわかりやすく実感を得やすい。
話をするだけでなく実際に体験ができるような設備になっている。
非常にお金をかけて設計されている。
都心から少し離れたエリアに建てられたばかりの全100戸未満の中型マンション。
内装や設備は中の上。
無い物は特になかった。
床暖房付きだし。
二重床になっていて足音が響かない。
床板と壁板の間はほんの少し隙間が空いていて、それが振動を壁全体に伝えない仕組みになっている。
ベランダは十分に広く、柵は半透明のガラスなので日光を取り入れて開放感を得る効果がある。
というのを2時間かけて体験する。
「へえーすごい!」
「なるほどーよく考えられてる」
の連発であっという間にマンションが欲しくなる恐ろしい空間。笑
部屋の広さを数字でなく肌で感じられるのは大きい。実際に足で運んだ体験に勝るものはないということだ。
多角的な視点/知識はネットで調べただけでは得られない
営業の人はプロの家売り。
様々な視点からメリットを述べるための勉強をしている。
家の設備ひとつにしても、実体験や奥さんの体験に沿った発言をしてくる。
ディスポーザーと床暖房がめちゃめちゃ欲しくなるのである。危険だ。
設備だけでなく、この地域の行政は子育てしやすい環境を作るためにこんな設備を使っているとか。
駅周辺の土地を区分すると、都市計画道路がこう走っていてここまでが商業区域だからその隣は値段が上がるという予想ができる。
(だからこの部屋の値段は下がらない)
なんとも力強くひとつひとつ納得感を与えながら買わない理由を潰してくる。
ハザードマップとか出してくる。
すごい。
自分であそこまで調べるのは、全ての情報がネットにアップされていたとしても2時間では不可能だ。
その知識でお金を稼いでいる人が専門知識をベースにして説明するから、こちらはそれを体系的に吸収することができる。
流石プロ。
行政が出してる洪水ハザードマップ出して、
「ここの周辺は川が氾濫したら浸かりますけどここはほら、全く色付いてないでしょ?川がないし高台なんですよ(さりげなく標高差のマップも出してくる)。一回でも浸水したら価値はダダ下がりですよ。」
「そりゃそうだ!」
あの時点でもうすでに黄金パターンに入っていたのだろう。恐るべし。
賃貸に住むことと分譲を買うことの違い
この視点を2時間かけて実感した。
買うとなると、資産を運用するという視点も生まれる。毎月住居費を払うか、自己の資産としての不動産に「投資」していくのか。
今回説明してくださった営業の方は新卒5年目くらいで都内の1LDKを実際に買い、結婚して家族と住む時に売って利益を出したそうだ。
でも素人には難しいし、無理。
人口減少社会では都内の一部しか値上がりはないでしょう。良くて買った時と同じか若干下がる程度。
「賃貸に住んでたと思えば差し引きで得したよね!」でも立派とするしかない。
分譲マンションを見学してもやはり賃貸派
これから家に住む人間がどんどん少なくなります。移民を受け入れない限りは。
また、トラブルを嫌う保守的なオーナーは外国人の入居を嫌がるでしょう。
ということはオーナーからすれば賃貸に住む人間の取り合いになります。さらにサービスが良くなり、敷金礼金更新料なんてありえない!という時代が普通に来るのではないでしょうか。
ペット可の物件だって一昔前は少数派だったように。
賃貸に住む人間にとってはあかるい未来が待っているはず。
確かに不動産を購入するすれば法律上、それは自分の資産になります。
でもそれは「利益」を生み出した場合。
利益を生まず、維持管理にお金のかかる所有物は「負債」だと思うのです。
不動産を買ったら
・ローンの支払い(賃貸より高いか良くても同じ程度)
・設備の修繕費
・賃貸より高額な地震・火災保険
・固定資産税
という金銭の負担に加え、
・所有者としての責任を果たすための有形、無形のコスト
がかかります。
詳しくはないのですが、不動産を買うとなったら様々な書類の提出が必要でしょう。
ローンを組むとなったら銀行の審査も必要。
これは家、というより戸建てを土地付きで買ったらの話ですが、
例えば、自分の土地に生えている木が大きくなり、他人の土地に掛かったらそれを切るのは所有者の責任になるのでしょう。
リスキー。
果たして不動産の購入は将来への投資になるのでしょうか?
少なくとも関東圏に住む自分にとってはそう思えません。
おカネがいっぱいある人は別ですけど。
イケハヤ氏は高知の山奥にある広大な土地を格安で手に入れることが出来ます。
彼は十分な収入があり、土地の近辺には元々なにもありません。
そんな土地を開墾して何かを建てようというのはとても面白い取り組みです。
でもそれは土地が安いから良いのです。
35年ローンを組んで不動産を買ったらそれが資産になるかと言えばならないでしょう、現代では。
ローンに支払う分のお金を毎月貯蓄し、
ある程度まとまった金額になったら投資信託をする方がよほどいいでしょう。
ということも、分譲マンションを見学することで確信することが出来ました。
自分にはない知識や体験をすることで「住居問題」について考えを深めることが出来た上に5,000円も貰えたのですから本当にラッキーでした。
また、今回のことで彼女と将来のことについて話せたのもよかった。
毎日一緒に過ごしていると、
自分が将来どんなところに住みたいかを話すタイミングを失いがちだ。
毎日自分が帰る家なのにも関わらず。
将来のことを話すのはとても楽しい。
将来に対して不安がないわけではないが、家を買うだけの年収が無くても死なないし豊かに暮らすこともできる。
「引き算」の発想への転換
イケハヤ氏も高城剛氏も言っているが、今後我々の年収は何もしなければどんどん下がる。
もう貧しい社会になってしまっている。
都心でワンルーム10万のアパートに一人暮らしをするのが豊かなのか。
年収300万では少ない、だから「頑張って」働いて残業代で小遣い稼ぎ。
家族と過ごす時間を犠牲にして400万、500万を目指すのか。
せっかく自分の「城」があるのにもかかわらず。
毎月かかる住居費や固定費を見直して、当たり前に使うお金を減らせば「年収150万で生きていける」とイケハヤ氏は言っています。
これはイケハヤ氏が2011年に出した本だが、内容は古くなっていない。
世の中の情勢は不安さを増している以上、年収が上がらなくても暮らしていけるよう住居費を下げるためにどうすれば良いか真剣に考える段階に入っている。
そのきっかけには分譲マンションの見学がいいと思う。
勿論、安定した収入が見込める上にお互い家が欲しいのであれば購入を前提として見学するのが良いでしょうね。
様々な視点で比較することが大切だと営業の方は仰っていた。
この記事はマイホーム・マンションの購入を否定するものではないし
海外の大都市近郊であればまともな会社務めをしている人なら普通に庭付き一戸建てを買うので、それが羨ましいのは本当です。
でも何もかも完璧に揃っている国や地域なんてありませんから。
今いるこの国でどうすればいいかを考えると希望も見えてきます。
真剣に住居を考える上で、とても勉強になった2時間でした。
自分の将来に絶望するためではなく、希望を持つためにモデルルーム見学をしてみるのをおすすめします。
この本も将来を考える上でとても勇気づけられました。
おすすめします。
イケダハヤトと高城剛について あるいは現代日本の出る杭の話
イケダハヤトと高城剛の価値観が好きだ。
イケハヤ氏についてはツイッターで知り、何なら記事があったらブログも読む。
彼のファンになってもう1年以上になる。
彼を批判するツイートやまとめ記事も読む。炎上記事も読む。
彼が推しているはあちゅうも彼のツイートで知り、フォローしてこれまたファンになりつつある。Lineの役員、田端氏についても同様。
彼の著書は一番有名であろう『まだ東京で消耗してるの?環境を変えるだけで人生はうまくいく』幻冬舎新書 2016年
を読んだ。
今後も彼の本を色々読む予定。Kindle含め。
高城剛については(古くからのファンの方には恐縮だが)例の一件で知ったにすぎない。
つまり沢尻エリカとの結婚だ。
完全にミーハーだが、高校からの友人が彼の大ファンということで興味を持っていた。
ある日高城剛botというものを発見し、そこから彼がどんな考え方を持っているのか輪郭を掴み、徐々に彼個人をより知りたいと思うようになった。
人生の分岐点にたった時、情報を収集するのではなく、徹底的に自分と対話し決断するのです。直感を信じる事です。グーグルはその直感を補強するための便利ツールにすぎない。
— 高城剛 (@takashiro_bot_) 2017年1月24日
このツイートは彼のメルマガ「高城未来研究所メールマガジン Future Report」 からの引用だと思われる。あるいは彼の著書か。
思想家であり、映像作家でありクリエイティブに関するコンサルタントのような事もしているようだ。
更にギャンブル雑誌やスポーツ新聞に連載を持っていた事も。
彼は、縦横無尽の知識の中に急に最先端の発想が盛り込んでくる。いきなり仏教の話からGoogleの話になる事も普通だ。
彼の著書は今現在読書中のものを含めて2冊。
「モノを捨てよ」は読了して、いまグレーな本を読んでいる。
なんで今さら、と言われたら都内で職に就くことになり、そこの上司に図書館の利用を勧められたからだ。都内の図書館には読みたい本がたくさんあることに気がついた。
読書とはほぼ無縁だった私でさえ、実は読みたいと思っていた本がいくつもあることに気がついた。Amazonの欲しいものリストには何冊も買おうとしていた本がストックしてあったし、それらは都内の図書館ではマイページにログインして取り寄せ予約をしておけば良い。無料で読ませてくれる。すごい便利。
時間はあるけど金はない若者なのでこれ幸いとばかりに去年の暮から本を借りまくっている。
閑話休題。
なんでこのエントリを書こうと思ったか。
『グレーな本』から受ける影響があまりに大きかったからアウトプットせずにはいられなかったのだ。出来る限りのスピードで殴り書きをしているので乱文になるが、元々大した文章は書けないのでご容赦願いたい。
『モノを捨てよ』でも『グレーな本』でも彼の根底にある概念は貫かれている。
「日本人よ、脱藩して世界を見よ」と彼は繰り返し説いている。
彼は若くして日本を飛び出し、映像制作をはじめとした様々なクリエイティブ職に関わりながら生きているようだ。映像、DJ、あるときは官公庁で、あるときはバルセロナで、あるときは上海で究極のノマド生活を送っているのが高城剛だ。
結局どのようにして生計を建てているのかさっぱりわからないところが彼の魅力の1つ。ちなみに彼の結婚のときにも話題になった「ハイパーメディアクリエイター」という肩書は、彼が学生の頃受けた取材で、その記者によって名付けられたという。
実は「自称」ではなく「他称」であったらしい。「あらゆるクリエイションを横断的にやるのがこれからは当たり前の時代であるのに、学校では縦割り的に映像、音楽、脚本などそれぞれの分野しか教えてくれない」ということへの反抗心めいた気持ちが込められている。
彼は胡散臭い。
だがイケハヤ氏もだいたいの人間からは胡散臭がられている。
イケハヤ氏については説明を省かせていただくが、この両者に共通しているのは「クリエイター」であることだ。
イケハヤ氏が妻と娘と3人、高知を拠点に幸せな家庭生活を営んでいるのに対して
高城氏は世界各国をボーダレスかつホームレスに飛び回るハイパー遊牧民な生活を送っている。
しかし彼らには強烈なまでに同じ部分がある。
それが書きたくてこのエントリを書いている。
それは「日本式システムに真っ向から喧嘩を売っていて、時代の先駆者となっていること」だ。
ここで言う「日本式システム」とは高城氏の言葉だ。
「日本式儒教に基づいた観念・イデオロギーであり、日本の先輩後輩の上下関係を固定しているもの。日本の若い芽、イノベーター、クリエイターを叩き潰す概念。日本が衰退している一番の原因となる悪しき伝統。」(※ざっくり要約)
彼らに対する世間の風当たりの強さはきっと彼らにしかわからないだろう。両者とも物凄く強靭なメンタルを持っているのだろうが、それにしても辛い時期があったに違いない。
出る杭を打つ習慣が日本では特に強い。私自身、意図せずそうした思想を持っているとハッとすることがある。
また彼らに共通しているのは「合理的」ということだ。特に職業感についてそれは顕著だ。
日本人の美徳、「根性」や「気合」といった意味不明な精神論で、結果ではなく過程を重視しすぎる傾向。頑張っていればいいという無責任な姿勢を否定していることに私は強く共感を覚える。
だが彼らの合理性はちっとも冷たくない。むしろ現代日本の息苦しさに溺れかけている若者を救い出す温かさがある。
「環境を変えればうまくいく」のは「モノに執着するのを止め、手放し、世界を自分の目で確かめること」ととても近い。
自分が上手くいかないのは努力のせいでも才能のせいでもなく、環境のせいであると。この考え方に私は少なからず救われている。
一言フォローするとすれば、「環境を変える」のは一度ではダメで、「うまくいくまで試行錯誤して環境を変え続ける」というコストありきの努力だということ。
イケハヤ氏も高城氏も人一倍自分の世界を追い求め、他人の何倍も自分の好きなものを追求しているのだ。
環境のせいにするのは「日本的システム」から言えば悪徳だ。
すべては自分が未熟なせいであり、それを克服するには先輩(=権力)の力を借りずに自分たち(=若者、弱者)の力でなんとかせよ。それはあなたたちのためなのだから、というのが日本的システムの大義名分だ。
それでいて優秀な人間が既存のフレームを破壊しようとすると全力で阻止する。
根性や頑張ることを止め、自分の好きなことを追求する。
それはとある場面では、
サービス残業ばかりで消耗する正社員を辞めて派遣社員となって、
定時で仕事をあがり、自分の将来のために本当に好きな料理の勉強や海外を旅するために英語を学ぶ日々を始めることかもしれない。
きちんと将来を見据えてアクションを起こす。
「せっかく入ったのに」と周囲に引き止められても、自分の人生なのだからと
退職して好きなことを追う道を選ぶ。
それが現代日本の低成長や閉塞感を打破する鍵なのだと。
まず私自身から信じてアクションを起こしていこうと思う。
『風の邦、星の渚 レーズスフェント興亡記』 小川一水 読んだ
図書館を積極的に利用するようになったのがここ1ヶ月くらいの話。
都内の図書館は最高。
読みたい本がいっぱいある。
『風の邦、星の渚 レーズスフェント興亡記』
小川一水 著
こちらの方のブログで知った。
(日本語URLなので上手くリンクが生成されない・・・
『はじめての小川一水「想像力をくすぐる六冊の小説」』 景虎日記 です。)
岐阜県出身のSF作家で、SFのほかライトノベルも執筆しているそうだ。
他の作品は読んだことがないのでわからない。
結論から、とても面白かったし読み応えがあった。
割と最近書かれた本だったのを読み始めてから知ったのだけど、実に読みやすい文体。なるほど、ライトノベルを書いているというのも頷ける。読み手の読みやすさを意識しているので400ページ弱くらいだっただろうか、あっという間に読んでしまった。
読みどころとしては
読み始めると「ん?これはファンタジーだ」と思うのだが
これがSF作家によって書かれた作品だというところ。
ただし、上記の小川一水6選の記事に
>これはファンタジーの皮を被ったSF小説であり、SF小説の皮を被った立派なファンタジー小説である。
とあるが、これはファンタジーではないだろうか?良質のファンタジー。
SFと言えばサイエンスフィクション。
うーん。
サイエンスの要素をどこに感じるか。
確かにチラッとそれっぽい概念は出てくるが、自分の持っているSF小説のイメージではなかった。
そもそも『海底2万海里』や『タイムマシン』で止まってしまっている私のSF小説観。
映画なら『back to the future』『バタフライエフェクト』などのタイムリープもの。
アニメならやはりタイムリープもので『時をかける少女』や『シュタインズゲート』。
絶対にSFはもっと幅の広いジャンルのはずなので、きっと『風の邦〜』もSF小説なのだろう。
と思ってウィキペディアでSFについて調べたら確かにこの本はSFだ。
ロバート・A・ハインラインは、「読むことのできる大半のサイエンス・フィクションの手軽で簡潔な定義は、過去や現在の現実社会や、科学的手法の性質と重要性の十分な知識に基づいた、可能な未来の出来事に関する現実的な推測」と述べた[10]。ロッド・サーリングは「ファンタジーは不可能な事を起こりそうに描いたもの、サイエンス・フィクションは起こりそうも無い事を起こりそうに描いたもの」と述べた[11]。アイザック・アシモフは著作で、単に宇宙船や宇宙人が登場するのがサイエンス・フィクションではなく、価値観の転倒による驚き、すなわちセンス・オブ・ワンダーが必要と述べた。
あまり具体的に書くとネタバレになるしそういうのが書きたい訳でもないので差し控えるが、「不可能なことを起こりそうに描い」ているし「起こりそうもないことを起こりそうに描いて」いる。
センスオブワンダーもある。
学びがあったので調べてよかった。
この手の小説には感情移入しやすいヒロインがいなそうなものだが、この作品にはいた。「レーズ」だ。
「レーズスフェント」とは彼女の村だ。それが「興亡」していくと話。
ヒロインがいてヒーローがいる。騎士がいて姫がいる。城があり、城が壊される。
誰も実際には見たことのないめくるめく世界が目の前で、脳内で繰り広げられる。
実用書もいいけど小説もたまに読むと刺激的で感動がある。
こんなに面白いものが借りられるから図書館はすごい。
図書館を見直した。
そういう本。
それからスマホやパソコンの画面ではこの量の文章は一生読めないなと思った。Kindleは書籍専用端末なのでなんとかいけるだろうか。
つまるところ液晶で文章を読むのは
・読んでいるときの姿勢、体制という肉体的問題
・読んでいる画面に世界に没入するのを阻害する要素が多すぎるという問題
がある。
集中力を欠いた読書は辛い。
ただの小説の感想がなんだかおかしな方向にいってしまったのでここらへんで。